多くの医療機関で、ちょっとした思い込み、勘違い、職員の知識不足、コミュニケーション不足等により診療報酬算定の機会を逸している項目があります。戦略的観点からレセプト及び診療行為別稼動統計表等のチェックを行い、「正しい請求」といった基本スタンスのもと、改善点を明らかにすることが重要です。
また、次のような方法が効果をあげています。
1.請求事務知識と医療現場知識を習得
・医事課職員 … 診療報酬請求事務知識及び医療現場基礎知識の習得
・診療部門 … 診療報酬請求事務知識の理解
2.院内コミュニケーションを図る
診療行為、薬品及び治療材料の知識習得のため、診療現場に頻繁に足を運び医事(算定項目)と診療現場(診療行為)のギャップを埋める
3.点数算定知識の向上を図る
院内研修会の実施及び診療報酬管理委員会の設立による定期的な知識の習得機会の確保、情報交換の実施 |