経費節約対策の決め手は、まず医業収益の伸び率以上に「増加」を示している経費項目に着眼し、コストダウンに努めることです。
各項目の具体的な着眼点とチェックポイントは次のとおりです。
○ 材料費における着眼点及びチェックポイント
・薬剤購入費 ( 医業収益対比率、薬剤収益対比率 )
・診療材料費 ( 医業収益対比率、診療材料費収益対比率 )
・給食材料費 ( 医業収益対比率、一食当りの単価 )
→ 適正在庫の把握、死蔵品の発生状況確認、購入単価の見直し
○ 人件費における着眼点及びチェックポイント
・医師給与 看護婦給与 技術者給与 事務員給与
その他職員給与 ( 医業収益対比率、限界利益対比率 )
→ 適正人員配置のチェック、パートの活用
人件費コントロール ( 能力主義人事制度の導入 )
○ 外注費、その他経費におけるチェックポイント
検査外注費 ( 医業収益対比率 検査収益対比率 )
給食委託費 ( 医業収益対比率 入院食事療養費対比率 )
一般経費 ( 時系列分析 )
→ 検査外注費の単価見直し、給食委託形態の再検討
消耗品等使用量の確認及び購入価格の見直し、単価の定期的見直し
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