この項目では、医療機関の運営コストの評価と併せて、機能分化を推進する目的での評価が盛り込まれています。
医療機関の運営コスト等に関する調査・分析を進めつつ、入院医療については、現行の人員配置等に着目した評価方法を見直し、疾病の特性や重症度、看護の必要度等を反映した包括評価への転換が進められています。
○ 疾病の特性等に応じた評価
「集団・出来高 ⇒ 個別・包括へ」の転換を推進する方針
急性期医療では平均在院日数の評価が中心になり、平成 15 年 4 月に導入された特定機能病院での包括払い制度の一般病院への拡大が示唆されています。
また療養病床については、介護保険同様に患者の疾病をさらに再分化した評価手法の導入が示唆されています(ケースミックス 疾病特性の分類組み合わせ)。
○ 医療機関の機能に応じた評価
機能分化については、大病院(入院医療)・中小病院・診療所(地域プライマリ・ケア機能・かかりつけ医)の役割、医療機関(医療支援)・介護施設(生活支援)の役割を明確にする目的での評価を推進するものです。
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