回復期リハビリテーション病棟(以下、「回復期リハ病棟」)では、訓練室だけではなく病棟を中核に位置付けることにより、物理的距離を排除して、病棟と訓練室における患者情報(ADLや機能訓練)などの差に関する情報の共有化を図るとともに、チームアプローチによって総合的なリハ実施計画の策定と実践を可能にするものです。すなわち、チーム医療の新しい形といえます。
病棟内に、医師や看護・介護職に加えて、PT・OT・ST・MSWを配置し、各専門職によるチームアプローチを容易にする目的があります。
一方で、構造設備基準は療養型と同様であること、常勤医師、PT、OT、看護職員(3:1)および看護補助者(6:1)の人員配置も要求され、要件としては厳しいものであるといえます。収益性の面では、留意が必要でしょう。
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