一言で表現すれば兆候の早期発見・早期解決への対応ということになります。
@ 計画倒れとの決別のため
企業経営には、チェックポイントが多々あり、そのチェックポイントを怠らないことが重要です。気づいたことをメモにする。そして直ちに行動に移すことが経営者の役割です。
A 激変期の経営環境に流されないため
自院の進むべき道、いわゆる進路設定(経営計画)を策定し、長期的視野を持ち、普段の行動指針を四半期( 3 ヶ月)の活動計画、行動検証、翌期の活動計画設定のサイクルを回す必要があります。
B 危機感の醸成による改革のエネルギーの高揚のため
危機感の基本とは、現状認識と現状否定です。
後ろ向きの危機感の場合は、現状認識でとどまることになりますが、前向きの危機感の場合は現状の否定まで進みます。現状に甘んじない、現状を少しでも改善していこうという前向きの、意欲的な現状否定だからです。
「四半期経営計画」とは、日々の業績をバランスの取れた現状認識と現状否定という2つの危機感をチェックし、問題点、改善点があればメモし、そしてその解決に直ちに取り組みます。
3ヶ月 ( 四半期 ) という期間は問題解決、あるいはメドをつけるには十分な期間であり、世の中の動きにも対応できる期間であるからです。
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