経営ビジョン見直しの前段階として、自院の歴史を振り返ります。
@ 医業収入と経常利益、患者数等経営数値の推移 A 病院の特徴 B 病院内外の重要な出来事
過去の経営活動の推移を3〜5年をメドにいくつかに区切って分析します。特に自院の歴史上の特質を以下の観点から分析します。
一般に、病院は以下のような特質を有する期間を経て成長していきます。
@ 創業期 A 基盤確立期 B 幹部育成期 C 管理制度運営期 D 再活性期
自院の変遷を分析していく中で、医業活動の最高規範である病院理念を見直す必要性が見えてきます。その場合は、自院の病院理念を現状と比較し、新しい経営理念を掲げる必要性について考察します。これは理事長、院長のみが行うことのできるものです。
@ 自分の過去を振り返り、人生観、社会観、価値観を整理する。
A 医療行政の未来を見通し、自院の方向性を整理する。
B 病医院を経営する上で、最も重要だと思われることを整理する。
C 診療圏の状況を考慮し、今後の病医院経営にとって最も重要と思われることを整理する。
D 院内に公表し、病院理念の徹底化を図る
病院理念の公表の方法としては、院内の見やすい場所へ額に入れて掲示するほか、院内誌への掲載、名札、名刺、診察券への印刷、記念行事の利用などが考えられます。
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