役割の重要度や困難度を等級で表現します
経営ビジョンを達成するためには、院内においてどのような役割が必要で、どのように分担すれば、最も効率よく達成できるかを十分議論します。この役割が固まれば、役割の重要度、困難度に応じて、段階別に区分をしていきます。これを等級という形で示し、各等級において必要な役割や発揮能力の深さを表現します。
この等級をどのくらいの数にするかは、病院の職員構成、人事施策、将来の発展予想等に基づいて決定します。
この例では、方針具現者、利益創出者、サービス統括者、サービス提供者の 4 区分で設定しています。この区分は、従来、管理職、中間指導職、一般職と呼ばれていたものを役割に置き換えて、明示したものです。また、等級については、サービス提供者とサービス統括者(従来の一般職員)の数が最も多く、役割や能力のレベルも幅があることから、各々 2 等級ずつ分けています。方針具現者、利益創出者に関しては、その役割のみを打ち出し、等級はなしとします。
|