総額人件費管理が目標利益の達成を可能にします
従来の制度は、職員一人ひとりの給与が世間相場や公務員給与、前職の給与を基に決まっており、それらを毎年積み上げたものが人件費という形で出てました。これからの賃金制度は逆の発想が必要です。まず、戦略に基づき、年度の経営計画があり、その中で収入、費用の予算を決め、費用の中でも人件費の予算はこの程度確保しようという計画が出てきます。そしてその予算に対して、病院の業績はどの程度達成できたか、当然業績が悪ければ人件費は予算内に納まることになるし、一方病院の業績が良ければ、その業績について予算を超えて配分していくという取り組みが必要になってきます。そして病院業績と同時に、組織の評価と個人の評価も行う必要があり、個人の評価は昇給、賞与、退職金に反映させます。つまり、人件費総額を病院業績予算に応じてコントロールする仕組みを構築します。
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