役割分担を明確にし、個々人へ期待レベルを明示することが大切です
経営ビジョン達成型人事制度においては、その根幹となる資格制度において「役割+能力」を基準としています。これはビジョン達成にむけて各部門における役割、各部署の職員に求められる能力を明確に示すということになります。
当然部署やマネジメントの職位によって、求められる役割や能力は異なります。組織の中で職員が果たす役割は大きく分けて、経営ビジョンを描き、戦略を策定する「方針決定者」、策定した戦略に基づき計画を作成し、遂行することで病院の利益を生み出す「利益創出者」、利益創出者の基で業務を遂行する「サービス提供者」の、三つに分けられます。下図に、病院組織の中で看護部に注目し、役割の例を示します。
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