医療機器や設備には高額なものも多いため、リースの活用を検討されることも多いと思われます。
リースとは、医療機器等の商品をリース会社が一旦購入し、これをユーザー(医療機関等)に賃貸する方法です。
担保が弱く、十分な借り入れができない場合には、有効な手段です。
○ メリット
リースは担保が不要であり、保証人も要らない場合があります。そのため、組みやすいというメリットが有ります。
リース料は毎月一定でコスト管理が容易です。また、減価償却費の計算や資産税、保険料の支払いが原則不要であり、リース料の全額が経費参入できます。
○ デメリット
中途解約が出来ず、最後まで支払わなければ成りません。支払い期間中に機械の入れ替えをする場合には手続きが必要です。
リース期間が短く、支払額も高いため、新規開業時には資金繰りを圧迫する可能性があります。また、特別償却などの税法上の恩恵が受けられません。
リースは利便性の高いシステムといえますが、毎月のリース料の負担は経営を圧迫することにもなりかねません。融資枠と必要な医療機械を検討し、金融機関からの融資との均衡を保ちつつ、部分的にリースを活用しましょう。
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