都市中心部での開業は、土地取得費が高いこと、および物件そのものがないという理由でビル診療が主流になります。
競合も多く、ビル自体の認知度や看板掲出が出来るか、ビル自体の入り口が判り易いか、エレベーター設置がされているか、駐車場の確保等の注意点があります。
また、夜間診療を行なえるようなビルの管理体制や入店他社の業種や営業時間にも注視しましょう。 導入する医療機械によっては、重量があるため、床の構造と耐久性も調査しなければいけません。給排水設備のチェックや共有部分のトイレもポイントです。
メディカルビルや事務所ビル、雑居ビルによって設備や管理が違います。医療の設備工事やマーケティングの専門家のアドバイスを受けることも必要です。
また、都市中心部でのビル診開業とした場合、対象患者層としては、近隣の就業人口と中心部へ出てくる買い物客が中心となります。その為、勤務時間外の診療時間を検討する必要があります。昼休み時間帯の診療や、夜間診療を行なう等、就業労働者の行動を推測し、診療形態を決めなくてはいけません。また、中心部は競合医院も多いため、他医院との差別化も必要です。
検査体制や病院との連携で病床確保、他科目医院と連携をし、患者様のニーズに対応できる体制構築が必要です。
|