地方都市での開業は、対象患者層と診療圏が都市部とは違います。
診療スタイルとしては地域密着型となり、幼児から高齢者、事業従事者から主婦層まで、全ての住民が対象患者になります。また、都市部のように狭い範囲の診療圏ではなく、地方都市近郊の村落の住民までが対象となります。よって、認知活動は広範囲に行なう必要があります。
地方都市ほど「かかりつけ医」といった認識が強く、評判が非常に影響し、成功している診療所は口コミでの紹介が多い状況です。他科目との連携を行い、患者様との生活密着型の診療が必要となるでしょう。
地方都市の規模にもよりますが、基本的には物件取得が主流になると思われます。地方都市の患者様がビル診療に慣れてないこと、また広範囲からの通院となり、自家用車の利用が大部分と予想されることから、駐車場の確保が必要です。
その為、充分な駐車場と遠距離からの患者様への認知度アップを図るため、看板を立てられる敷地を購入し、戸建の診療所が有効です。また、物件選定には充分な注意が必要です。遠距離の患者様へ判りやすく、通院しやすい場所の選定がポイントです。主婦層も乗用車での通院が主流となりますので、駐車場への導入も気配りをしましょう。
|