人工透析は、根治療法ではなく対症療法でありますが、臨床で広く普及することによって救命効果を向上させ、代表的な延命治療になっています。
世界には約 70 万人の透析治療患者がいるといわれていますが、そのうち最も透析治療が普及しているのは日本なのです。
既に国内の透析患者は 18 万人おり、年5%の割合で増加しているといわれています。今後、透析専門病院の差別化に必要なポイントは、次のようなものです。
(1)医療技術の向上
@ 専門医療機関としての医療の質の向上
A 合併症の回避
B 患者(身体的)負担の減少
C 職員教育
(2)患者志向の組織運営
@ 患者支援(通院送迎、休養スペース、疾病に対する学習)
A 療養環境の整備
B 日常生活へのアドバイス(MSWの積極活用)
(3)在宅療養への指導・取り組み
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