カフェテリアプランとは 対象従業員に一定期間(1年間とか半年)に利用することのできる福利厚生費の枠をポイント化して与え、そのポイントの範囲内で各自の生活スタイルや価値観に合った福利厚生メニューを選択してもらう仕組みのことをいいます。
例えば、カフェテリアプランの対象とする法定外福利費が従業員1人当たり年間 10 万円だとすると、単価 500 円のポイントを期初に 200 ポイント付与し、その範囲内で所定のメニューの中から、カフェテリア食堂でトレーに好きな料理の皿を乗せるように、従業員に自由に選択してもらいます。保養施設の利用料補助が1泊 6000 円なら 12 点、人間ドック費用補助が1回 10000 円なら 20 点、コンサート観賞半額補助ならその金額に相当するポイントを使うという形で、与えられたポイントの範囲内で好きなメニューを選んでいきます。
このように、カフェテリアプランは、企業の法定外福利費のコスト管理がしやすく、また従業員の公平感も保つことができます。従業員にとっては、選択できるメニューを増やし社外に向けることで、さまざまなニーズに合ったサービスを利用する可能性が生まれ、会社にとってはアウトソーシングによる費用の効率化(自社所有の保養所の保有・運営費用がかからなくなるなど)というメリットが生まれます。 |