新入社員と年齢が近く、面倒見のよい者をOJTの担当者に任命し、計画的に実施していくことがポイントです。
(1)OJT担当者
まずはじめに、誰が誰に教えるのかを明確にします。OJT担当者を決めないで、手が空いている者が担当するという方法では、OJTは進展しません。年齢の近い先輩社員を担当させると話も合い、新入社員も質問をしやすく、双方の教育になるというメリットがあります。
(2)指導項目
会社として、OJT担当者に指導項目と計画を明確に指示します。現場に即したマナーや接客、商品陳列、社内報告書の記入方法等、具体的かつ計画的に示します。
(3)期限
期限を決めなくとも、OJTを進めることは可能ですが、効率も悪く、緊張感がなくなってしまうため、進展が遅れてしまいます。 新入社員に対して、仕事を習得し成果を出す期限を示し、取組をさせることが大切です。
(4)職能要件書の活用
職能要件書を参考に、社員の能力段階に応じた計画を立てます。これから修得しなければならない課業を部下の役割や等級と比較しながら、高めのレベルの内容にするのが、能力開発のポイントになります。
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