“ 親の心子知らず ” ではないですが、「何故わからないのか?」と時に思ってしまいますよね。指摘の仕方にはいくつかのポイントがあります。 5 つほどあげましたので、今までのご自分の方法と照らし合わせながら振り返ってみて下さい。
1 )行動に焦点をおく
例えば、「おまえ暗いんだよ、もっと元気よくやれよ。」という言い方と、「うつむいていることが多いぞ。もっと顎をあげろ。声が小さいから、意識して大きくしゃべったらどうだ」という言い方の違いにお気づきになったでしょうか?前者は印象(イメージ)を述べており、後者は具体的な行動に焦点を当てています。当然後者の方が分かりやすいと言えます。ですから、印象やイメージという漠然としたことは使わず、具体的な行動について述べることです。
2 ) データに基づいて的確に
例えば、「ミーティングでの発言が少ないぞ」よりも「 2 時間の会議で発言が 2 回しかなかった。一番多い鈴木は 1 6回発言している。君ら課長の発言の平均は 9 回だ。せめて 5 〜 6 回ぐらい発言して若い奴を引っ張っていってほしい」という方がわかりやすいです。データで示せばかなり納得感があり、また目標を設定が具体的になります。
3 ) 感じを込める
自分が今どう思っているのか、どうなって欲しいのか、 “ 感じを込める ” ということです。淡々と話していても部下には気持ちが伝わりません。
4 ) タイミング良く
一般に言うなら早い方が効果的です。今度言おう、明日言おう、ではなく気づいたら直ぐに言うことです。時間が経ってから「あの時こうだった、ああだった」と言っても、言われた側は忘れてしまっています。その時に言ってくれればいいのに、と思います。
5 )援助的に行う
言うときは、自分の感情をぶつけては駄目です。ぶつけるとは、「投げ捨て」「荷下ろし」のことです。怒りにまかせて言ってしまう、自分が耐えきれなくなって言う等は信頼感を損ないます。部下を援助するつもりで行って下さい
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