■ 支給パターンの選定 基礎賃金が決まれば、これを年俸化します。
年俸化した総額賃金の支払形態も決定します。例えば、完全型の年俸制を採用した場合、総額を 17 ヶ月で割り、 12 ヶ月分を毎月支払、残り 5 ヶ月分を賞与として支払います。
■ 評価方法の決定 ここでは、公平な評価方法を検討します。役割等級評価と目標管理について解説します。 役割等級評価とは、社員一人ひとりの役割を明確にし、その役割を基準として評価を実施し、賃金に反映させる仕組みです。 目標管理とは、社員のチャレンジを促し、主体性を持たせるために各自で目標を設定し、取り組み、評価する制度です。主に個人の業績を評価します。
■ (試)運用の段階
(1) 目標の設定 個人の目標達成度を評価するための目標設定から運営を始めます。会社から期待する姿を明確にした上で、各自の自主性を尊重した目標設定を実施します。
(2) 本人の自己評価 設定した目標に対して、自己評価を実施し、その期を振り返ります。
(3) 評価実施 役割評価、目標評価、業績評価を実施し、集計します。
(4) 評価結果のフィードバック 評価結果を担当者にフィードバックし、来期への指針を与えます。また、新たな役割等級や年俸額の決定を行います。
(5) トップとの面談 最終格付けへの合意と年俸額を決定します。 |