一般的に、職務改善や人材育成に人事考課を活用するのならば、日常業務の中の勤務態度、仕事の結果、能力を対象に評価を行います。 人事考課の種類と項目は、一般的に以下の通りです。
(1)マインド考課
これは、仕事に対する取組姿勢や職場でのルールの遵守度に対して、評価します。考課項目としては、規律性、協調性、積極性、責任性等があげられます。また、管理者に対して、コスト意識や経営認識を考課項目に加えることもあります。
(2)能力考課
この場合の能力とは、職務遂行能力を指し、業務外の能力は考慮しないことが基本です。つまり、仕事に必要とされる能力をどの程度保有しているかを評価するのが、能力考課です。 考課項目としては、知識、技術、理解力、判断力、指導・育成力等があります。
(3)成績考課
成績考課は、担当している仕事の質はどうであったか、仕事の量はどうであったか、成果はどうであったか、という形で一定の期間の行動を、過去形でとらえることになります。 |