目標管理は、業績志向型と能力開発型に大別できますが、社員の自主性を尊重した上で、目標達成に向けて活動できることにメリットがあります。
(1)経営理念・部門方針の浸透
一般的には、経営理念や部門方針は、末端の社員にまで浸透していないのが現状です。全社員がこれらを共通理解し、方針に沿った行動がとれるよう支援するシステムが目標管理制度です。
(2)部門方針と個人目標の関連づけ
経営理念や部門方針は、総じて表現が大きく抽象的であり、社員各自、頭の中では理解できていますが動き出すことは少ないのが現状です。 部門方針と社員の個人目標が一体になれば、個の成長=会社の発展に繋がります。
(3)ボトムアップによる責任感の醸成
責任感を醸成するためには、社員一人ひとりが自らの役割分担と目標を明確に自覚することが必要不可欠です。会社が社員に期待し求める事柄を示し、それに沿って自ら自己目標を設定でき、評価を受けることができるボトムアップの仕組み作りが重要です。 |