課業一覧表でまとめた課業を会社が期待し、必要とする仕事や能力の内容及びレベルとして捉え直し、職種別等級別に整理したものを職能要件書といいます。 例えば、3等級という職能レベルに見合った仕事を担当し、その仕事の結果を3等級の職能要件書(等級基準)に照らして上回っていたのか、下回っていたのかで業務の達成度や能力の充足度を判定します。
(1) 習熟要件の整理
課業を等級別に整理・転記することにより、期待する習熟要件を設定します。つまり、その等級では、何がどのレベルまでできなければならないのかを示すことになります。
(2) 修得要件の設定
修得要件とは、「この仕事をこなすためには、この知識や技能をこの勉強や研修を通じて、身につけて欲しい」という能力開発の具体的指針を与えるものです。自己の能力を今後、どこまで、どのような方法で高めていくことが必要とされるのか、その期待レベルと内容を明確に提言できるような設定が必要となります。
|