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金融機関の担保評価

金融機関の担保評価

金融機関から土地を担保に借入をしようと思っています。 担保価値は充分あると思っていたのですが、担保不足が生じるので追加の担保を出してほしいと言われました。金融機関はどのようにして担保評価をするのでしょうか?

金融機関の担保には、様々なものがあります。

主なものは次のとおりです。
1. 国債・公債
2. 自行預金
3. 上場株式
4. 不動産
5. 生命保険質権(正式担保というより添担保)
6. ゴルフ会員権質権(同上)

これらはいずれも金融機関独自で掛け目が決められています。まず、担保物件の時価評価を行い、その後掛け目を乗じていきます。

この時価評価の際、特に借主と金融機関の間で意見が分かれるのが、不動産の評価です。特に土地の場合は注意を要します。借主側としては、少しでも高い評価をしてもらいたく、近隣の土地の売買事例等をよく引き合いに出します。

しかしながら、バブル崩壊後はご承知のとおり、常に右肩上がりであった「土地神話」は崩れてしまい、金融機関は毎年 3 月に公表される公示地価、 9 月に公表される基準地価、さらに最近では 8 月に税務署から公表される路線価を基準として時価を算出していきます。その上で掛け目(50〜75%)を乗じる訳ですから、当然借主の評価額からは乖離してしまうことになります。

 
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