資金繰りでもっとも重要なのは、運転資金を確保することといえます。この運転資金は、その性質によって次のように区分できます。
「経常運転資金」は、会社が営業活動を継続していくために日常的に必要とされる運転資金をいいます。仕入代金、人件費や諸経費などの支払いに充てるための資金です。 「増加運転資金」は、売上高の増加や取引条件の変化により必要となる資金です。 「臨時運転資金」は、一時的に発生する必要資金です。たとえば税金支払い、配当金支払い、賞与支払い、季節による臨時支払資金等があります。この資金は、一時的に多額資金を必要とするケースが多く、資金繰り上、特に注意すべきといえます。 いつ、どれだけの資金が必要となるかを売上予算等に照らして正確につかみ、できるだけ早めの手当をすることが資金繰りのセオリーといえます。 |