駅前にお店を出したいというあなた! 絶対読んで成功を勝ち取ろう。
駅前立地には2種類の立地があります。一つは東京、大阪、仙台、札幌、名古屋、岡山、広島、福岡などの都市圏(地下鉄や JR などの電車路線が整備されている街で、駅前が開けている場所を言います)と、もう一つは車社会が形成され、駅前の商店街がシャッター通りとなっている地方都市圏があります。都市圏の物件の見方は下記の通りです。
1. 1 階物件の周りの環境と店頭及び看板の確認が大切です。
イ)まず、歩いてみることから始めよう。
自分がお客様の気持ちになって、駅から物件までを歩いてみましょう。すると、町の人の流れが見えてきます。流れを見るポイントはどこに向かっているのかを知りましょう。例えば、スーパーマーケットや商店街などの商業施設群を目指して歩いている場合や、住宅に向かって帰宅している場合など。時間帯別に調べてみることが大切です。 そうすると時間帯による通行マーケットを調べていくと、必然的にお客様となる客層が絞り込まれてくるでしょう。また、通行量が多ければ多いほど、お店が目に入り、集客性が高くなるのです。
ロ)店頭を確認して看板を付ける場所があるかないかを確認します。
不動産会社の方に看板を出せる位置、看板の大きさを確認します。そして、看板を設置したいイメージを頭で描き、実際に物件の前を駅から、また、反対側から、さらに、対面の歩道から見てみましょう。看板が自然に目に入ってくる場所が良い物件です。しかし、逆に物件の入口が両隣の建物から内側に下がっていて見えない場合は、いくら一階立地であっても避けた方が良いでしょう。 (注意/必ず、夜と昼の状態を確認する)
ハ)物件の間口が広いことがポイント
できるだけ物件の間口(入口から見た店の幅)が広い場所を探しましょう。広ければ広いほどお店の顔が作れるため、例えば看板を大きくとることができたり、サンプルや装飾物を飾る場所がとれたりできるところがあること
2. 地下及び2階物件の周りの環境と店頭及び看板の確認が大切です。
イ)まず、歩いてみることから始めよう。
1階物件と見方は同じだが、違うポイントとしては階段の位置や看板が歩いていて視界に入りやすいことです。
ロ)階段が命!
専用階段があることが大切です。専用階段とは一階の店頭からビルに入らず、直接地下や2階の店舗へ入れることを言います。 そして、次に視認性やお店に入りやすくするために不動産会社に対して、階段に飾り付けしたり、色を塗り替えたり、サイン看板を一階部分にアーチ状に設置できるかを確認してください。このように階段周りを借り主が自由に施工できる物件がベストです。逆にビルの入口を入って階段やエレベーターで上り下りをしたりする物件は、視認性がなく入りづらくなるため良い物件とはいえません。ただし、地下物件で地下鉄の改札から、直接その地下フロアーに入れる入口がある場合は、その地下鉄と物件出入口にサイン看板が設置できたり、入口が改札の目の前と言う物件であれば良い物件と言えます。さらに、地下街の物件については、 1 階物件と同じく通行量や通行人の流れを確認してください。最後に、階段の幅も確認してください。幅が広いほど上がり下りするときにお客様がすれ違うことができます。一人しか上がり下りができない場合は、お客様同士が譲り合うことになり、特に一階から上がってくるお客様が入りづらくなる要因となります。 |