国民生活金融公庫以外の借入先も上手く使おう。
1 .銀行
借入先と言えば、銀行をすぐに思いつく方も多いと思いますが、銀行は実は一番最後の手段とも言えます。
銀行選びのポイントは、現在、家の公共料金や給料振込を行なっている銀行を始めに当たるのが得策です。なぜかと言うと、今まで生活をしている中で銀行と取引を行ない、個人口座の実績がしっかりと残っているからです。 銀行は様々な融資プランを持っていますから、まずは、銀行へ足を運び窓口で相談してみましょう。当然、国金のように借入を行なうためには、事業計画書や借入申込書、図面、見積などが必要となります。融資申込から実行までの期間は基本的に国金と変わらないと考えていただいて良いと思います。
2 .国の融資制度を上手く活用しよう。
県庁、市役所、区役所でも新規開業における融資を行なっているところもあります。国の借入先は国金の次に金利が安く、返済期間も長いものもあるので、是非とも知っておくと良いでしょう。
その調べ方は、まず県庁、市役所、区役所に連絡をし、新規開業における融資制度の有無を確認します。もし、制度がある場合は金融課とか融資課が存在しています。
次に、申込手順は各機関によって異なりますが、往々にしてとりあえず説明会に来てくださいと言われると思います。
ここで問題なのがその説明会というのが、例えば東京都の場合は、受付順に説明を行なっています。朝一番にその説明を聞きに行かなければ、状況によっては聞きに行ってもその日に説明を聞けるかどうか分からないことがあります注意しましょう。
次に借入条件としては、現在住んでいる地域の役所であったり、県庁で申請することもあります。場所によっては、その住んでいる場所に出店しないと融資されないケースもありますから、良く説明を聞くことをお薦めします。
【助成金】などのポイント
この他、助成金制度を持っているところもありますから、役所や県庁に行った際はぜひとも立ち寄って情報を収集しましょう。 ハローワークでは、トライアル基金( 3 ヶ月間従業員の給料を助成してくれる)やシルバー雇用(老齢者の雇用による給与の助成金)、母子雇用(母子家庭のパートの雇用に対する給与の助成金)などがあります。
また、町の活性化と雇用促進のためにお店の開店資金を出してくれるというところもあります。これは相模原市の一例ですが、事業プランを作って提出し、書類選考、面接を経て、開業資金として上限 500 万円を援助してくれる制度です。条件としては相模原市に店を構えること、相模原市でスタッフを雇用することなどの条件があります。是非、自分の地域でもこのような地域活性化になるような企画がないかどうか確かめてみてはいかがでしょうか。
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